【苦手を克服②】歩行分析のコツ〜動きをマネしてみよう!〜
本日もブログをご覧頂きありがとうございます。理学療法士Yです。
歩行分析能力向上のために本日もアウトプットです!
学生時代によくやったと思うのですが、患者さんの歩容をマネしましたよね?歩行分析能力向上のためにはマネするのも非常に有用な方法だと思います!
その利点についてまとめてみたいと思います。
学生時代の歩行分析を振り返って
学生時代の臨床実習では歩行分析を行う機会がよくあると思います。その当時は歩行分析の知識もなく、教科書を見ながら正常歩行との逸脱点を記述しましたよね。
その記述をする前に必ずと言っていいほど実際に患者さんの歩行のマネしませんでしたか?
知識はないですが、マネすることで何となくの歩行のイメージが掴めるようになりましたよね?それが重要なんです!
マネすることの利点
まずは前述の通り患者さんの歩行のイメージを掴みやすくなります。そして、実際にやってみることでストレスのかかりやすい部位や緊張の高くなる筋、逆に緊張が低くなっている筋などの感覚が自分の身体を通して感じることができます。
この感覚を得た上で患者さんの歩行をもう一度観察してみてください。そうすることで今までは見えてこなかったメカニカルストレスのかかっていそうな部位や範囲などが見えてくると思います。
イメージできたら言語化してみよう!
ここまでで感覚的なものとして患者さんの歩行を捉えることができていると思います。そのイメージを次は言語化してみてください。この時必要になってくるのが正常歩行の知識と解剖学、運動学の知識です。
言語化するのって非常に難しいと思います。言語化できない、またはしづらい部分は理解している”つもり”な部分だと思います。まだ観察が不十分だと言えるでしょう。
言語化する時のポイントとしては、全体を記述しようとするのではなく、一部に絞って言語化を行うと思考が整理しやすく、記述しやすいと思います。好きな関節から徐々に範囲を広げて記述していくようにします。
まとめ
以前、全体を見て徐々に部位を絞り、観察を行っていくコツを書かせていただきました。
今回は実際にマネすることで自分自身の感覚としてメカニカルストレスをイメージする重要性をまとめました。
限られた治療時間の中で患者さんのマネをして歩行分析を行うのは難しいかもしれません。可能であれば動画などを撮影し、マネする練習を行うのが良いかもしれませんね。
学生時代何気なく行っていた患者さんの動作のマネは歩行だけでなく、基本動作分析全てに応用できることだと思います。
オススメの歩行分析方法などありましたら是非コメントいただけると嬉しいです。