理学療法士Y成長日記!

北海道在住の理学療法士Yです。人生、仕事、読書など日々考えたことを書いています。

2度目の長期実習指導を振り返って

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お久しぶりです!何とか生きてます!

ブログ熱が冷めてしまった訳では全くないのですが、仕事やら諸々で毎日小忙しく生活しております。前回の更新から約3ヶ月も放置してしまっていましたが、毎日このブログをみてくださる方がいて、本気で嬉しいです!

この3ヶ月の間に2度目の長期実習生のスーパーバイザーを行っていました。

昨年の長期実習の振り返り

昨年は「何で自分が思った様に考えてくれないんだ・・・。」とか、「何でこんなことも分からないんだ・・・。」と思ったものでした。自分の教え方の何が悪いか、どうすれば分かってもらえるのかなどを振り返らずに「出来ないのは実習生が悪いんじゃー!!」と自分の考えを実習生に押し付けていたように思います。

更に学生の人間性の把握に苦労し、適度な距離感を保にはどうすればいいのか、実習生にとってどうすれば実り多い実習に出来るのかを考え悩んだものでした。

 

pt-y.hatenablog.com

この記事に初めての長期実習指導の感想などをまとめているので良かったら読んでみてくださいね。 

実習生に期待しすぎない!

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今年は昨年の反省を生かして良い意味で実習生に期待しすぎないことにしました。というのも、いくら4年生で最終学年とは言え、実際に病院で実習を行う経験は数える程しかないはずです。その学生に対して自分が考えていること、伝えたいことを1から100まで全部理解してもらうのは無理だと諦めました。

今回の実習生は・・・

今回の実習生は4年生なら分かっていて当然であろう知識に関して不足がありました。

「回旋筋腱板を構成する筋は・・・大円筋?」みたいなことがあり、正直、よく4年生に進級できたな!と思うこともありました。ただ、この実習生は患者さんとのコミュニケーションとか、スタッフとのコミュニケーションなどは好感が持てる感じでした。

なので、今回は1から100まで理解してもらうことは無理だと判断した代わりに、学び方・勉強の方法を重点的に指導しよう!と決めました。

頭の中の整理

よくよく話を聞いていると、自分の考えがまとまらないうちに質問をしようとしていたり、質問の最中に何が聞きたかったのか分からなくなってしまったということがあったので、頭の中の整理をするために、質問したいことをメモ帳にまとめてから質問してみてはどうか?というアドバイスをしてみました。

実習生にもシックリきたみたいで、それ以降意識してくれました。その結果、最終的には自分の質問したいことが以前よりはまとまってできるようになったと実習生的にも向上感があり、客観的にも質問がまとまってきている印象がありました。

この学生にとってメモ帳に書いてアウトプットするのは思考の整理につながって良い効果があったかもしれません。 

何となくで勉強しない!!

テスト勉強でテストの点数を取るためだけなら浅い知識を広く勉強した方が合格点は取りやすいと思います。しかし、実際に臨床に出て必要になってくるのは知識を深く学び、それぞれの知識に関連性を持たせてネットワークを広げていくような勉強方法だと思います。学生にとってテストで合格点を取る勉強方法の方が慣れている勉強ですから出来ないのは当然かもしれません。私も学生時代を振り返ると、一夜漬けで浅い知識を広く勉強してギリギリセーフ!!みたいな勉強しかしていなかったように思います。

実習という普段座学では経験できない機会ですから、実際の患者さんで得た感覚と教科書的な知識をリンクさせながら1つのことを深く学ぶように意識してもらいました。まだまだ勉強の質・量ともに足りない印象はありましたが、学生的には勉強の仕方が変わったように感じており、今後の継続次第では大きく化けるのはなないかなと感じさせてくれました。

まとめ

 今回の実習は昨年と比較して気持ちにゆとりを持ちながら行うことができました。こんなにゆとりを持ちながら教えることができたのは、私が特に重視している患者さんに対する接遇に問題が無かった点も大きいと思います。

ただ、昨年もそうでしたが改めて自分の指導力の不足、知識の不足を感じました。人に教えるためには自分が理解していないと教えることができません。学生に教えるとなると間違った知識を指導する訳にもいきませんし、日頃から自分の知識をアップデートしなくちゃいけませんね。

来年も長期実習指導を担当するか分かりませんが、1年後に今回の経験を生かして取り組んでいきたいと思います!!