【不安でたまらない】入社を直前に控える新卒理学療法士に考えてほしいこと
新卒で理学療法士になる方は国家試験が終わり、卒業旅行にも行き、そろそろ仕事が始まる不安や恐怖心などが強い時期になってきてるんじゃないでしょうか?(国家試験の合否の不安もあると思いますが)
でも大丈夫!不安を完全には消せないと思いますが、軽くすることはできます。不安で不安でしょうがないこの時期だからこそ考えて実行して欲しいことをまとめてみました。出勤一日目の不安を少しでも軽減できればいいなと思います。
そもそも、理学療法士になりたかったのはなぜ?
今年度は長期実習に卒業論文、国家試験とあっという間に1年が過ぎてしまったと思います。あっという間に過ぎてしまったからこそ忘れてしまっていることがあると思います。それは、なぜ理学療法士になりたかったのかという気持ちです。
私の場合は、中学生の頃に部活でケガをしてしまい、PTと関わる機会がありました。幼いながら「白衣着て仕事してるのかっこいいなー。」と思ったのを覚えています。そして、いざ大学進学を目指す時に人と接する仕事がしたい、ケガを治してくれたかっこいいお兄さんみたいになりたい、と思い理学療法学科進学を決意しました。働いている現在でもその考え方は変わっておらず、仕事を頑張ることができる根底の部分になっています。
現在は入学当初や理学療法士を目指した時期と考え方が変わっているかもしれません。しかし、この時期だからこそ自分の根底の部分を思い返すのは重要だと思います。
何に対して不安に思っているのか明確にしよう!
私も出勤初日を控えたこの時期はとにかく不安だったのを覚えています。しかし、漠然と不安は感じていましたが、何に対して不安を感じているのか深くは考えていませんでした。「働いてみたら何とかなるっしょ」と開き直り、不安な気持ちと対峙することを避けていました。不安がはっきりしていないから働き出しても気持ちだけバタバタして、行動できない状態が続きました。今、あの当時の自分に一言物申せるなら不安から逃げるな!と言ってやりたいです。
何に対して不安を抱いているか明確にするおすすめの方法は、紙に気持ちを書き出すことです。箇条書きでもいいですし、文章でもOKです。素直に正直になって自分の気持ちを自由に書いてみてください。決してかっこつけて書く必要はありません。そして、書き終わったら出てきた不安を1つずつ読み返してみてください。「こんなことも不安に感じていたんだー。」と新たな発見もあるかもしれません。
ここからが重要で、解消できそうな不安はパッと解決しちゃいましょう。例えば、「寝坊したらどうしよう…」と思うなら爆音の目覚まし時計を買ってください。これで1つ不安は解消され、気持ちはスッとするはずです。
それでも解消できない不安はあります。例えば、「人間関係はうまくやっていけるだろうか…」とかは働いてみないと分かりません。分からないことを不安に思ってもしょうがないと諦めてどーんと待ち構えているくらいの気持ちがいいと思います。これはポジティブな諦めであって、決して不安から逃げているわけではありません。不安に思っていたことを明確にするだけで気持ちが楽になるのを感じると思います。
アバウトでもいい!理想の理学療法士像を描こう!
この時期に一番やってほしいことは理想の理学療法士像を描くことです。働いてみないと分からないことだらけだと思います。ただ、理想の理学療法士像は自分の芯になります。この芯がしっかりとしていればいる程、困難や苦労があった時も乗り越えていける原動力になります。逆に、ここがぶれると周りに流されて仕事がつまらなくなり、「何でPTやってるんだろ?」といった気持ちになってしまうと思います。私の場合は理想の理学療法士像が描けるようになるまで仕事に身が入らず、ダラダラと仕事をこなしているだけでした。芯ができてからは仕事を楽しみながら行うことができるようになりました。
今は想像の範囲で考えられる細い芯かもしれませんが、働いて徐々に芯を太くできると更に良いですね。芯があると絶対に仕事が楽しくなりますよ。
こんな記事も書いているので良かったら読んでみてくださいね。
最後に
不安な時期だからこそ考えてほしいこと、やってみてほしいことをまとめました。でも、入社直前ということは人生最後の学生期間がまだ残っているということです。仕事が始まったらあっという間に月日は流れていきます。残された学生期間の今だからこそできることを必死になって全力で楽しむのもいいと思います。
全力で楽しんで全力で不安を見つめ直す。そんな数日間を過ごして出勤初日を迎えていただければと思います。