『恐れを知れ』〜プロフェッショナル 仕事の流儀〜
昨日放送されたプロフェッショナル 仕事の流儀でグッときた言葉を紹介します。
それは、『恐れを知れ』という言葉です。
昨日の放送は曵家(ひきや)職人 石川 憲太郎さんの話でした。
曵家とは、老朽化した建造物などを持ち上げ、移動させる職人のことです。建造物を取り壊す事無く、土台の修繕などを行う事ができる伝統的な技法だそうです。
石川さんは20代の頃に仕事に慣れてきて現場責任者を任された際に「これならできる」と思ったそうです。しかし、実際には持ち上げた際にジャッキが倒れ、建造物の壁が壊れてしまう大失敗を経験したそうです。
その頃の石川さんは仕事に慣れてきて、仕事をなめていたそうです。
失敗を経験し、現在は慎重に慎重を重ね、綿密な計画を練ってから作業に取りかかるそうです。
一つとして同じ現場は無く、前回できたからと言って今回も同じ様に成功する訳ではない、調子に乗らない様に臆病であり、自分を戒めるための言葉として、『恐れを知れ』という言葉を大切にしているとのことでした。
この言葉は理学療法にも非常に重要な言葉だと思います。
当院は急性期の病院であり、術後の患者さんのが多くいます。
同じ術式であっても1人として同じ患者さんはいないし、状態も全員違います。
しかし、慣れてきてなんとなーくで仕事をしていると思わぬミスをしてしまったり、インシデント・アクシデントに繋がる様な事態を招いてしまいます。
患者さんの人生、大きく考えると人命まで預かっている立場としては常に慢心する事無く、慎重に仕事に臨む事が必要だと思います。
今日はリフレッシュ休暇明け初めての仕事でした。
しっかり休む事が出来たので新鮮な気持ちで仕事に臨む事が出来ました。
明日も頑張りましょう!!